老後必要になる資金

老後に必要な資金は1人あたり3,000~5,000万円とも言われています。早い段階から具体的にどのような資金が必要になるか把握することで、退職金対策も具体的に計画できます。

住宅に関する費用

持ち家の場合、65歳以降も支払いが必要な長期ローンを組んでいるケースや、毎年4月1日の固定資産税を老後の支出として考える必要があります。また、住宅のリフォーム・修繕費用も考慮しておきましょう。老後にお住まいになる家はバリアフリー修繕も必要になる場合があります。目的がバリアフリーであれば、介護保険からの補助金だけでなく、江東区からの融資を受けることも可能です。

車・家具・家電

老後の生活を便利にしてくれるものとして、車・大型家具・大型家電は必要なものですが、車・大型家具・家電は経年劣化により買い替えが必要になります。また、自動車を保有される方は、自動車税も考慮に入れておきましょう。軽自動車は各市町村役場、普通自動車以上ならば各都道府県庁の管轄となります。仮に江東区にお住まいの方であれば、軽自動車は江東区、普通自動車以上ならば東京都への支払いです。

家族の結婚費用

近年はご祝儀だけでなく、老後の資金にご家族の結婚費用を組み入れるケースも多いです。晩婚化により30歳で生まれた子どもが35歳で結婚する場合、65歳の時に大きな費用負担がある可能性も出てきます。会社から支給される退職金に加え、社会保険や生命保険会社から受け取る退職年金や退職一時金も退職所得として課税されます。退職金対策を考える上では覚えておくべき知識の1つです。

急な病気や怪我

いつまでも健康でいたいものですが、年齢と共に身体が弱ったり持病が重くなってきたりするのは避けようがありません。老後の資金として健康維持や急な病気や怪我による保険料負担の増加も考えておくべきです。特に保険料は個人にとっての税金控除だけでなく、企業様にとっても退職金対策で無視できない項目です。

時候の挨拶・葬祭費

年齢を重ねるごとに交際範囲も幅広くなっていくものです。お中元・お歳暮時期の出費はトータルで見ると老後資金にとって見逃せない金額になります。年齢を重ねるごとに付き合いのある方も高齢化していくため、葬祭に関する出費と自身の葬祭費用も考えておかなければなりません。

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